高尾浄水場と水道資料室 |
円形ろ過池付設調節井
下関市の水道は1906(明治39)年に敷設された。高尾浄水場は、創設当初から現在まで現役として稼働している浄水場である。この浄水場の水源地は内日貯水池である。1998(平成10)年に国の登録有形文化財に指定された。指定されたのは、着水井(内日貯水池からの水が最初に届く場所、内径3.6mのレンガ作り)、円形ろ過池付設調節井(ろ過する水の量を調節する)、円形ろ過池(緩速ろ過法により水をろ過する、直径40.6m、水深1.2m)、配水池(各家庭に送る水を一時貯蔵しておく、深さ約5m、面積約1600uの池が2つある)の4つと、以下に述べる水道資料室である。
着水井
円形ろ過池 排水池
配水池 文化財指定記念碑
水道資料室は、旧日和山浄水場事務所として1929(昭和4)年に建設され使われていたが、1996(平成8)年に資料室として生まれ変わった。
水道資料室 創設時の水道管
創設当時の流量計 創設当時の配水池仕切弁