竹中大工道具館
Updated on 2014.02.24


 竹中大工道具館は、竹中工務店の創立85周年記念事業として、日本建築を支えてきた大工さんの道具を集めた博物館である。

1階は、「極める」をテーマに、中心に五重塔の模型を配置し、周囲に名工が鍛えた道具類や大工道具が展示されている。

2階は、「造る」をテーマに、日本の木の種類や木を伐採するための道具、製材のための道具、鍛冶の仕事場、大工の仕事場が展示されている。各コーナーでは道具の使い方がビデオで見ることができる。実際に使用している映像は、イキイキとした道具の姿を私たちに見せてくれる。

 

3階は、「伝える」をテーマに、日本の大工道具の発達を歴史的に俯瞰する。また、アジアやヨーロッパの大工道具の展示にも興味を引かれる。両者が展示されていることで、比較が可能になり、日本固有の特徴が際だって見える。

 使い込まれた道具の美しさにはただただ感動するのみで、大工さんたちが自分の道具をいかに大切にし、心をこめて管理していたかが偲ばれる。

 竹中大工道具館は、2014年10月、新神戸駅の近くに移転・リニューアルする。展示一新とともに、新設される木工室での体験も可能なので、見学・体験が期待できる。(現博物館は2014年5月17日で閉館)

◆開館時間:09:30〜16:30(入館は16:00まで)

◆休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月26日〜1月7日)

◆入館料:大人300円、高・大200円、小・中100円

◆交通機関:JR、阪急、阪神「三宮駅」 徒歩18分
        地下鉄「県庁前駅」 徒歩5分

◆問い合わせ先:神戸市中央区中山手通4−18−25
        電話:(078)242-0216、FAX:(078)241-4713
        Web:http://dougukan.jp/



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