天津博物館(Tianjin Museum)   update:2018/12/06
博物館外観

天津博物館は、歴史と芸術に関する総合博物館で、天津自然博物館と並んで建つ。
天津博物館の前身は、1918年に創立された天津博物院である。天津博物院は、第二次大戦後には河北省立天津博物館となり、1952年には天津市立芸術館と合併し、天津市歴史博物館となった。1974年、改称した天津市博物館は、歴史博物館、芸術博物館、自然博物館、泥人形工作室の4館に分館された。2004年、歴史博物館と芸術博物館が合併し,天津博物館が開館した。2012年、現在の地に総建築面積64000平方メートルの新館が建造された。
広大なホール

収蔵品は、中国の歴代芸術品や近代歴史文献、青銅器、玉器等20万件に及び、図書資料20万冊を収蔵する。
博物館は,地上5階、地下1階の構造で、参観者からするとあまりよい構造ではない。筆者が訪問した時は平日だからか(?),エスカレータが停止しており、5階まで階段を上がるのはけっこう大変であった。ホールを中心に左右に展示室があるが、展示室から展示室への移動も大変である。
1階:テーマ「天津人文的由来」(天津文化の原点)、ミュージアムショップ
2階:テーマ「耀世奇珍館蔵文物精品陳列」(精選収蔵品)
3階:テーマ「中華百年看天津」(過去百年の中国の縮図、天津)
4階:特別展
5階:青磁・白磁、明画、玉器、硯、銅鏡など
筆者としては「中華百年看天津」という展示が見ていて興味深かった。


清代(1870年頃)製造の大砲

大直沽の乱の石碑

日本租界の境界碑

英国租界の境界碑

大沽のドックで使用されていた英国製スチームハンマー

綿繰り機(1860年頃)


日商上海裕豊紡績(株)天津工場で使われていた豊田式自動織機

新聞の輪転機(1930年代)

2階展示室の様子


■開館時間: 9:00~16:30(入館は16:00)
■休館日: 毎週月曜日
■入館料: 無料(外国人はパスポートの提示を求められる)
■交通: 地下鉄5号線・6号線「文化中心駅」下車、徒歩10分
      662、668、686、868、912、835、800のバスで「天津博物館」下車
■住所: 天津市河西区平江道・越秀路交差点
■Web:http://www.tjbwg.com/
 e-mail:tjbwg_xxzx@126.com
 

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