天津郵政博物館(Tianjin Postal Museum)   update:2018/12/04
博物館外観

 天津郵政博物館は、2010年10月9日に旧大清郵政津局の建物を使って開館した。
 展示面積は1500平方メートル、入口ホール、郵便駅やその他の通信組織、郵便事務、切手収集の4ブロックに分かれている。
 さらに展示は、古代郵便制度期、近代郵便創成期、清朝の郵便制度期、中華民国期、中華人民共和国期に順序づけられている。
収蔵品には、秦漢期の「車轍石」や唐代の「煉瓦絵」、「龍切手」などがあり、中国郵便制度のさきがけとなった地域だけに、収蔵品はなかなか充実している。

 旧大清郵政津局(「大清」とは清朝のこと、「津」は天津の略称である)の建物は1878年に建造され、当初は「天津海関書信館」(「海関」は税関の、「書信」は手紙のことである)と呼ばれた。建物は2005年8月に天津歴史風貌建築の特殊保護指定(0110010)を受けている。

 
2Fホール


秦漢期の「車轍石」(下記冊子より)

龍切手が貼られた封筒(下記冊子より)



■開館時間: 10:00~16:00
■休館日: 毎週月曜日
■入館料: 無料(外国人はパスポートの提示を求められる)
■交通: 地下鉄3号線「津湾広場」下車(A出口)、徒歩8分
■住所: 天津市和平区解放北路109号
■その他:Webページはない。館内は撮影不可。
  ミュージアムショップあり(ここに『天津郵政博物館 館蔵精選』という書籍があり、展示物が詳しく紹介されている。150RMB。
  (ただし、中に未使用の中国切手が104.4RMB分入っているので、実質は45RMB))
 

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