大名時計博物館 |
外観
入場券
「大名時計博物館」は1974年4月に開館された。沿革をたどると、陶芸家の故上口愚朗が生涯にわたり収集した大名時計を長く保存するために1951年3月に「財団法人上口和時計保存協会」が設立される。上口氏は初代理事長となる。上口氏が1970年10月に没した後、二代目上口等氏開館したものである。
同館は、勝山藩下屋敷跡に設立され、博物館というよりも普通の民家というたたずまいなので、気をつけてみていないと見逃してしまう。館内は30畳ほどのワンフロアである。
展示品は、和時計約200点の中から、状態のいい約50点を展示している。櫓(やぐら)時計や台時計、いんろう時計、御かご時計などが展示されている。
1台だが、実際に時を刻んでいる時計があり、機構を知る上で貴重なものである。
『大名時計』という出版物があるが、展示品の紹介をしたガイドブックがないのが残念である。
◆開館時間:10:00〜16:00
◆休館日:月曜日、7月1日〜9月30日、12月25日〜1月14日 ◆入館料:一般300円、大高生200円、小中学生100円(企画展示期間中は入場料が変わる) ◆交通機関:地下鉄千代田線「根津駅」下車、徒歩10分 JR「日暮里駅」北口より徒歩15分。 ◆問い合わせ先:〒110-0001東京都台東区谷中2−1−27 電話 (03)3821−6913 |