富岡製糸場 |
明治政府の殖産興業政策のもと、「生糸の輸出振興」策が打ち出され、尾高惇忠を責任者に、フランス人ポール・ブリューナを指導者に、富岡の地に模範製糸場が設立され、1872(明治5)年10月に操業が開始された。施設は、官営から三井、原合名会社、片倉工業(株)へと移ったが、明治政府が設立した官営工場がほぼ完全な形で残っているのはここだけである。
東繭倉庫(1872年建築)、西繭倉庫(1872年建築)、繰糸場(1872年建築)、ブリューナ館(1873年建築)、2号館(1873年建築)、3号館(1873年建築)などがあり、下水溝や鉄水槽なども残されている。
施設内では、10時、11時、13時、14時、15時、16時に無料ガイドがある。見学者が多いときは、間にも挿入されることがある。
東繭倉庫
東繭倉庫の入り口には「明治五年」の文字がある
3号館
2号館 ブリュナー館
西繭倉庫
繰糸場
繰糸場の内部
製糸場入口 東繭倉庫の内部
油庫(原合名会社時代) 寄宿舎(片倉時代)
上州富岡駅の記念入場券
◆開場時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで)
◆入館料:大人500円、高大学生250円、小中学生150円 ◆所在地:〒370-2316群馬県富岡市富岡1-1 ◆交通:上信電鉄「上州富岡駅」下車、徒歩10分 ◆連絡:電話0274-64-0005 FAX:0274-64-3181 |
【おまけ】富岡の古建築群
リーフレット「富岡の街並みと周辺の近代化遺産」があるので、これを参考にするとよい。
富岡倉庫(株)
富岡倉庫(株)
坂本医院(1893年)
櫛渕邸(明治末期)
旧肥留川医院(昭和9年頃)
江原時計店