入口 外観
「台北自来水博物館」。「自来水」は中国語で「水道」のこと。つまり「水道博物館」である。
博物館は、台北水道公園の一角にある。
台北水道公園は、17haの広さで、かつての台北の水道供給施設をはじめ、教育施設、遊戯施設などから成る。
1907年、新店渓を水源とする水道事業が始まり、1909年に給水を開始する。2000年に水道博物館が開館し、教育や娯楽、生態観察などのため水道公園が開園する。公園建設は2007年に完成する。
公園内の各施設は以下の通り。
1.インフォメイションセンター
2.水資源教育館
3.水源地苗圃
4.ウォーターパーク
5.水道博物館
6.公館浄水場(旧新店渓浄水場)(1908年竣工、一日の出水量36万トン)
7.噴水庭園
8.排水器材展示場
9.パイプ彫塑展示場
10.観音山エコロジー登山道(観音山は標高45.5m)
11.観音山貯水施設(1908年竣工)
12.室内・屋外プール(スパ・サウナもある)
13.量水室古蹟広場(1908年竣工)
14.自転車道路
15.公館ウォーターフロントプラザ
16.ポンプ場(1964年竣工)
17.永福水管橋(1954年竣工、ライトアップされる)
18.消圧塔(1989年竣工、容量11400立方メートル)
水道博物館の建物は、台北の新店渓水源地のポンプ室である。1908年に竣工し、1977年公館浄水場の完成により、現役を退き、2000年に博物館として開館した。1993年6月、民国政府により第3級古蹟とされた。建物はバロック様式で、柱にイオニック様式が取り入れられている。
内部には9個の抽水ポンプが設置されている。
構内のポンプ施設
切符売り場の建物
屋外の水管 水資源教育館
◆開館時間:09:00〜18:00(入園は17:00)
◆休館日:月曜日 ◆入館料:一般NT$50(約125円) ◆交通機関:MRT淡水・新店線「公館駅」で下車、 ◆問い合わせ先:台北市思源街1号 |