Vernon Wood Puzzle 2023.12.8 |
図1 組み立てた状態 このパズルは、J.SlocumとJ.Botermansが書いた『パズルの世界~解き方・つくり方101例』という本に出ていたもので、三本組木を基本にした九本組木である。3本の細長いパースのまわりを6つの板状のピースが取り巻くものである。 本の中の寸法は16mm角の細長いピースと、16×35mm角の板状のピースを使用していたが、適当な材料がなかったので、 「東急ハンズ」で物色したところ、季節がらハガキ用の彫刻板(ホウの木)厚さ10mmと10mm角の同じくホウの木の棒を見つけたので、これを使うことにした。彫刻板の方は22.5mm幅にカットして使用した。彫刻用の木材のため,加工は容易であった。ただし、柔らかい材質なので、のみでたたいて一気に削ろうとしたところ、余計なところまで割れてしまい、再度一からやり直した。のみはたたかずに、少しずつ手で削っていき、最後はヤスリで仕上げた。 10mm厚の材料にあわせた図面を以下に示す(本の中の寸法には間違いが1個所ある。訂正して,縮尺した。)。 図2 製作したピースA~F 図3 製作したピースG~I 図4 ピースA 図5 ピースB~F 図6 ピースG 図7 ピースH・I 組み立て方は以下の通り。 (1)細いピースG・H・Iを直角に組む。 (2)Hの下にBを、Hの上にAをはめる。 (3)写真を90度回転させた (4)IのピースにCとDをはめこむ (5)Aのピースを回転させ、Hとの間にすきまを作る (6)AとHの間にEとFのピースをはめ込み、Aを回転させ、元の位置にもどす。 図8 組み立て方 【参考】 『パズルの世界~解き方・つくり方101例』J.Slocum/J.Botermans、芦ヶ原伸之訳、日経サイエンス、1993.11 |
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