Doubleplay Puzzle (Design X-75)    2026.03.13

図1 箱に収められたピース

 このパズルはCoffinの”AP-ART"の第5部”More Design in AP-ART"に出ていたパズルで、”Doubleplay"という。なぜこう呼ぶかというと、6つのピースをまず箱の外で、3x3x3の立方体に組むこと、そしてさらに箱の中にピースを収めること、この2つの課題をこなしてもらうためにこういう名前が付いた。Coffinは「どちらも難しい課題」といっている。
 この第5部は元々"More Design in AP-ART, The Sculptural Art That Comes Apart"というタイトルでAP-ARTの別冊として2015年に出版されたものである。

 筆者は、ピースを東急ハンズで販売されている15mm角の立方体が36個入ったものを使用した。このキューブはかなり精度がよくできている。5つのピースは5個のキューブを組み合わせたもので、1つだけ2このキューブを組み合わせたピースがある。各ピースの構成を以下に示す。ピースの番号は、箱に収める際に重要なヒントとなっている。



図2  ピースの寸法図

図3  加工したピース

 いくつかのピースが0.3mmほど大きかったので、これを15mmに収まるように修正をした。角をなめらかにし、椿の実のオイルを表面に塗っておいた。

 ピースを収める箱の寸法を以下に示す。筆者は内径46mmで製作した。フタは5mm厚の桜材を使用した。これも東急ハンズの「木のハガキ」を使用したものである。フタはスライドできるように溝を彫ってみたが、やはり素人の仕事まるだしの出来だった。
図4 ピースを収める箱の寸法

図5 フタの寸法

図6  ピースを収める箱

 以下に解答を示す。箱の外については図7でわかると思われるが、箱に収めるには一工夫が必要となる。

図7 解答図

 ピースを箱に収めるには、まず箱を下図のように置く。収める順番はピースの番号順である。ピースの図に上1とか下1とかあるのは、上1は上に突き出たピースが1つあるという意味で、下1は下にピースが1つ突き出ているという意味である。平面図だけではピースの向きがわかりにくいのでこのように記した。

(1)ピース1を下図のような向きで箱に入れ、入ったら矢印の向きに回転させ、左端に収める。

(2)ピース2を下図のような向きで箱に入れ、入ったら矢印の向きに回転させ、右端に収める。

(3)ピース3を箱の下側にあるガード板にすべりこませるように入れるとピースが収まる。入ったら左端へスライドさせる。

(4)ピース4を下図のような向きで入れ、入ったら左下へスライドさせる。

(5)ピース5を下図のような向きで入れる。そのまま収まる。

(6)ピース6を下図のような向きで入れる。そのまま収まる。



【参考】
"AP-ART A Compendium of Geometric Puzzles"https://www.puzzlemuseum.com/puzzles/coffin-ap-art/ap-art-2018.pdf

 
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