ほどくパズル 2022.05.2 |
別のところで紹介した「Free The Rope Puzzle」というロープ抜けパズルは「ほどくパズル」という名称でも知られる。さまざまなバリエーションがあるが、「Free The Rope Puzzle」に歯が立たないと感じた人も、このパズルで見通しがつくのではないか。 図0 材料は、厚さ5mmの木材を使った。もう少し厚いと見栄えもよくなるが、加工がたいへんである。球はφ15の木球を東急ハンズで購入。ひもは太さ3mmの手芸用のものを接着して使用した。 1.材料の加工 全体図を図1に示す。加工が大変なのは、柱を通す部分である。あとはそれほど難しくはない。φ20の穴は、糸ノコで大まかに切り、ヤスリで加工した。小さい方のφ5 フカサ3は、"ローソク研ぎ"という刃先のもの(製品では、シャンク薄板ドリルで売っている)を使用した。通常のドリルでは、板が薄いため、一部裏に突き抜けてしまう。 土台の穴あけは、パーツを作ってから、現物を配置して、穴あけ位置を決める。 図1 全体図 図2 柱を通す部分 図3 木球 図4 柱の長さ 図5 柱を通す部分の加工 図6 土台の加工 2.組み立て 柱を通す部分と柱はボンドで接着した。土台とは接着していない(接着しなくても安定しておさまっている)。また木球と柱も接着する。こちらも土台とは接着していない。柱を通す部分の穴と次の柱が中央にくるように位置を決める。 ひもは最後にとりつける。左側の柱にひもをくぐらせ、接着する。ひもの末端をしばるとコブができるため、扱いにくくなるので、接着した方がよい。化学繊維のひもならば熱で圧着することもできる。 3.解き方 解き方のヒントは「Free The Rope Puzzle」の方に掲載しておいたので参照されたい。 |
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