今庄駅の給水塔   update:2020/05/14

 北陸本線の敦賀~福井間は1896(明治29)年に開通した。区間内の敦賀~今庄間では山中峠をこえるが、25‰(パーミル)の急勾配とスイッチバックなどで輸送上の隘路となっていた。今庄駅ではこの急勾配を越えるために機関車を重連接続するなど、難所の輸送を担う基地の役割があった。1962(昭和37)年に北陸トンネルが開通し、旧線は廃止、今は道路に転用されている。 →(柳ヶ瀬隧道・小刀根隧道)
 機関区があった今庄駅には、今でも当時使われていた給水塔や給炭台が残る。

 (2009.10撮影)

■所在地:福井県南条郡南越前町今庄74-6
■竣工年:1896(明治29)年


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