技術・職業教育通信   2012年9月6日     NO.60

 「『グリロボ』を使ってからくりを作ろう」
  〜第19回夏季講座に16名が参加〜 


 8月25日(土)の午後、京都技術サークル主催の第19回夏季講座が同志社中学校岩倉学舎望遠館を会場に行われました。

 今回は、教材会社アシダの芦田さんを講師に、「『グリロボ』を使ってからくりを作ろう」というテーマです。
 参加者は、中学校6名、高校1名、大学2名、教材会社2名、その他1で、一緒に参加されたご家族を含め計16名となりました。

 はじめに芦田さんが製作した「からくり」の例をいくつか見せていただき、動かしてみたり、さらに複雑な機構を持つプロが製作した「からくり」の図や動画を見せていただいたり、本を紹介していただいたいりして、これから作製する「からくり」のイメージ作りをしました。


 「グリロボ」で作った作品

 製作した「からくり」はカム機構を使ったもので、アクリル板でケースを作り、スチロール製のカムとプラスチックの棒を組み合わせて、動きを作ります。ここで使用するカムをこのあとで「グリロボ」で設計・製作します。製作してみて、カムに沿って動くプラスチック棒の支点を固定するのが少々難しかったことと、カムと軸が垂直に通らないケースがあり、支えのチューブの形状をきちんと仕上げる必要などがわかりました。


 加工中の「グリロボ」

 この「からくり」機構を仕上げた後、カム機構の原理の説明を受け、動きとカムの形の関係を理解して、カムの設計に入りました。図1のように、カムの円周を横に展開した図に動きの変化を記入していき、これをソフトに入力して、カムの設計を終えます。このデータを「グリロボ」に渡し、加工を行います。できたカムの形状を図2に示します。このカムを製作した「からくり」のカムと交換し、厚紙に絵を描いたり、100円ショップで入手した小物消しゴムなどを使って、「からくり」らしく仕上げました。

図1   図2

 
製作したからくり

 参加者からは、「グリロボ」が、動力伝達の模型や、歯車模型などへの活用が可能だという声や、タイルで立体パズルを作る、自分で動く模型を考えるなど活用へのアイディアが提案されました。
 また、「タイムチャートの作成がおもしろかった」、「グリロボを初めて使ってみて、自分で設計したものが立体として製作できる体験ができてよかった」など作業への感想や、「プロの方が開発された機械を見せていただき、大変勉強になった」など機械としてのグリロボへの感想もありました。 

 教育機器開発・販売会社アシダのウェブページはこちら

 http://www.ashida-design.com/

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