技術・職業教育通信 NO.65 第26回冬季教研 2016年3月13日 |
picboardの製作とマイコン制御体験 |
図1 picboard(アシダのwebページから引用) 3月6日(日)の午後、同志社中学校岩倉校舎の技術室を会場に、京都技術サークルの実技講座が行われました。参加者は、中学校6、高校3、大学1、院生1と講師を含めた12名でした。今回は初参加の方が3名もおられ、少しずつではありますが広がりが感じられます。 今回の実技講座では、教材デザイン会社「アシダ」の芦田氏が開発・販売しているpicboardを取り上げ、製作と制御プログラミングに取り組みました。 picboardは光・音・抵抗値のセンサーと、押しボタン・スライダー・ジョイスティックを備えた入力ボードで、USBでパソコンに接続し、このボードの入力でパソコンと連動させることができます。 前半はpicboardの組み立てで、各自、説明書と首っ引きではんだ付け作業をしていました。picboardの部品はほとんどはんだ付けしなければなりません。センサ、スイッチなど8点、LEDや抵抗・コンデンサが20点あり、はんだ付けの練習教材としても充分な内容があります。慣れた人ならば1時間もあれば完成するでしょう。 図2 パソコンと接続したpicboard さて、完成したpicboardは動作確認で全員完動しましたので、後半のプログラミングへと移りました。picboardにはドライバとプログラミング言語SCRACHのCDが添付されていますが、参加者に持参していただいたノートパソコンにはCD/DVDドライブの付いていないものがほとんどなので、USBメモリからのインストールとなりました。Windows8以降はセキュリティがきびしくなり、ドライバ署名を一時無効にしないとインストールができません。このあたりの手続きについても説明書に詳しい説明がありました。 インストール後は、各自がそれぞれプログラミングを体験することにしましたが、プログラミングにあまり慣れていない参加者からは、サンプルプログラムを示してもらって、それを元に各自で考えられるようにした方がよかったという声もありました。 芦田氏からは、試作中のArduino教材の紹介もあり、参加者はみな興味を持たれていたようです。(お) ■アシダのpicboardのウェブページはこちら |
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