関西電力 宇治発電所 >京都の産業遺産へ >HOMEへ Update:2006/11/09
宇治発電所は、宇治川電気株式会社が1913年(大正2年)に設立した発電所です。
宇治川電気(株)は、1906年(明治39年)に創立された会社で、京都電灯、大阪電気とならぶ関西の電力会社のひとつでした。これら3社が関西電力の前身です。
発電の水は、大津市南郷からトンネルを掘り、琵琶湖から運ばれています。この水を山上から落としてタービンを回転させています。
右の写真にある小さな建造物は「気塔」
放水口と放水路
工事竣功記念碑
発電所の放水路が宇治川に接する場所に「工事竣功記念碑」が建てられていて、次のような内容が書かれています。
工事竣功記念碑 1.水路総長 6137間 隧道 5070間 暗渠 440間 開渠 627間 1.最長隧道 第1号 1357間 第7号 1658間 1.使用水量 1秒時2000立方尺 1.有効落差 204尺 1.機械容量 48000馬力 1.送電線路 大阪線 22哩 京都線 8哩 1.工事費総額 1600万圓 1.工事着手 明治41年12月 1.工事竣功 大正2年6月 大正3年10月 宇治川電気株式会社(碑の側面・裏面に工事関係社員の名前あり) |
◆場所:宇治市宇治山田 ◆交通:京阪宇治駅から徒歩15分 |