東山トンネル

東海道線の京都から稲荷、山科を経て、逢坂山トンネルを通り、馬場へ至るルートは25パーミルの急勾配が連続し、輸送上のネックとなっていたため、新ルートが計画された。これが現在の京都〜大津間のルートである。新しく逢坂山トンネルを設け、東山トンネルを経て、ほぼ一直線に京都に至る。

1916(大正5)年に工事が着工され、1921(大正10)年に完成する。地質の関係で単線トンネルを2本並列に設けている。長さ1865m。

写真は山科側(東側)の出口で、当時のままの煉瓦造りがそのまま残っている。
左側の扁額には「古今相照」が、右側の扁額には「山紫水明」の文字がある。いずれも神戸鉄道局長長谷川謹介によるものである。

しかし、京都側(西側)の出口はその後改修をしたためか、コンクリート造の出口となっている。

P1050124.JPG (765769 バイト)

P1050126.JPG (770391 バイト) P1050126a.jpg (15678 バイト) 左側

P1050125.JPG (738246 バイト) P1050125a.jpg (22949 バイト) 右側

P1040629a.jpg (103836 バイト) 京都側出口(今熊野)


higashi.gif (7289 バイト)

■所在地:京都市山科区北花山大峰町
■交通:京都市営地下鉄東西線「御陵駅」(みささぎ)

 「御陵駅」の4番出口を出て、京都方面に向かう。3分ほどで「日ノ岡」の交差点に出る。ここを左に入り、20分ほど歩くと東海道線をまたぐ陸橋にでる。ここが一番のビューポイントである。



戻る

HOMEに戻る